新築一戸建てを購入するとき
あるいは注文して建てるとき
「安いほうがイイ」と思う人の方が多いかもしれません
しかし
これは100%全員ではありません
中にはあえて高い方を選ぶ方もいます
少し話を離れます
恐縮ですが
世の中には
新築一戸建てを購入して
貧しくなる家族と豊かになる家族の二通りがいます
「そんなの嘘!」
「同じローンを組むのなら安い方がイイに決まってる」
そんな風に思う方もいるかもしれません
それも仕方ないでしょう
ですが
そんな思いが
新築一戸建て購入して
貧乏家族になるか
豊かになる家族の
はじめの違いです
☆貧しくなる家の買い方・注文の仕方
家は購入したら
一生、住むかもしれない家です
具体的に例をあげます
Aさんは
30歳の時に家を購入しました
購入したときの金額は1300万で100平米
当時の家族は3人
価格を中心に考えたので
一番、安い家にしました
Bさんは
35歳の3人家族ですが
前から新築の家を検討していたので
頭金は200万ありました
省エネや耐久性を重要視し
購入した家は1800万で100平米
それぞれ
健康に40年間住んだとします
Aさんは
はじめの4.5年は光熱費が平均16万円かかりました
これが段々増え15年を過ぎた頃、19万円に増えました
理由は子供が大きくなったから
生活光熱費はもちろん増えます
灯油のヒータ等も使いましたから
40年でおよそ800万円かかります
そして
家の経年劣化により
有償補修が発生し
40年でおよそ200万円
その他
冷暖房機器のハードな使い方から
電化製品の買い替えは5,6年毎に買い替えました
Bさんは
省エネにこだわり注文したので
年間平均の光熱費は14万円くらい
これが40年間です
40年=およそ560万円
子供も大きくなりましたが
それを見越しての
冷暖房費節約の設計や仕様にしていました
経年劣化の補修には40年で60万
冷暖房機器の買い替え頻度も少なくてすみました
Aさんは40年でおよそ1050万円
Bさんは650万
その差は
400万
(Bさんは、その削減できたお金をローンの前倒しで支払ったり
家族の余暇に使いました)
しかし
これは年をとるごとに
重くのしかかる毎月の費用です
70歳でも80歳でも
この差は縮まるどころか
開きます
つまり
500万にも600万にも広がります
またこれはあくまで
住宅の性能データを元にしたシュミレーションですから
光熱費の値上がりは含まれていません
さて
誰でも安い方がイイと思うでしょうが
全員がそうではないはずです
長く住む家だからこそ
長い将来を見据えて家を選ぶこと
表現の仕方は乱暴かもしれませんが
それが
貧しくなる家族
豊かになる家族
その分かれ道です
